厚労省など、生衛法施行50周年で記念式典


50周年を記念して関係団体に感謝状が贈られた

50周年を記念して関係団体に感謝状が贈られた

 厚生労働省、全国生活衛生営業指導センター、全国生活衛生同業組合中央会は10月31日、東京のホテルニューオータニで「生衛法」施行50周年の記念式典を開いた。旅館など生活衛生関係営業の代表者らが出席。歴代の厚生労働大臣など来賓が祝辞を述べたほか、全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連、佐藤信幸会長)など19団体に厚生労働大臣感謝状、47団体に全国生活衛生同業組合中央会理事長感謝状がそれぞれ贈られた。

 生衛法(生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律、旧名=環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律)は、戦後の経済復興期に旅館、飲食、理容など生活衛生関係営業で不安定な経営や衛生水準の低下が憂慮されたことから、議員立法として昭和32年5月に国会で成立、同年9月に施行された。法律では「環境衛生関係営業について、衛生水準の向上を図るため営業者の自主的活動を促進させる」「営業者は業種ごとに都道府県を単位として環境衛生同業組合を設立することができる」などと定義。その後数度にわたる改正が行われ、平成12年4月に法律の題名に「振興」を加えるとともに、「環境衛生」が「生活衛生」に変更された。

 会の主催者を代表して、厚生労働省から舛添要一大臣の代理、江利川毅事務次官が「生活衛生関係営業の一層の振興に努めたい」とあいさつ。来賓からは福田康夫首相の代理、大野松茂・内閣官房副長官、歴代の厚生労働大臣を代表して斎藤十朗氏、国民生活金融公庫の薄井信明総裁があいさつした。

今年度生活衛生 功労者を表彰
 式典では、今年度の生活衛生功労者(厚生労働大臣表彰173人、全国生活衛生同業組合中央会理事長表彰231人)を表彰した。旅館業の表彰者は次の通り。

【厚生労働大臣表彰】(敬称略)
 西野清一(北海道ホテル旅館生活衛生同業組合・元理事)▽久保田浩基(岩手県旅館ホテル生活衛生同業組合・専務理事)▽平沢幸雄(埼玉県ホテル旅館生活衛生同業組合・常務理事)▽鈴木義久(千葉県旅館ホテル生活衛生同業組合・元理事長)▽鈴木昭次(東京都ホテル旅館生活衛生同業組合・常務理事)▽窪田友衛(山梨県旅館生活衛生同業組合・元副理事長)▽坊武弘(兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合・常務理事)▽奥垣守弘(奈良県旅館・ホテル生活衛生同業組合・副理事長)▽野津洋三(島根県旅館生活衛生同業組合・理事長)▽末岡一正(山口県旅館生活衛生同業組合・副理事長)▽永峯装康(鹿児島県ホテル旅館生活衛生同業組合・副理事長)

【全国生活衛生同業組合中央会理事長表彰】(同)
 山崎龍太郎(岩手県旅館ホテル生活衛生同業組合・理事)▽福田朋英(群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合・副理事長)▽池田友久(埼玉県ホテル旅館生活衛生同業組合・副理事長)▽森永鈴江(東京都ホテル旅館生活衛生同業組合・副理事長)▽小林三男(神奈川県旅館生活衛生同業組合・監事)▽山下安廣(山梨県旅館生活衛生同業組合・副理事長)▽種村光壹(愛知県ホテル・旅館生活衛生同業組合・副理事長)▽渡邉幸一(同)▽山崎太市(京都府旅館生活衛生同業組合・副理事長)▽山本惠造(兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合・常務理事)▽木村龍史(広島県ホテル旅館生活衛生同業組合・理事長)▽賀来憲一郎(大分県旅館ホテル生活衛生同業組合・理事)▽植田恒雄(宮崎県ホテル旅館生活衛生同業組合・副理事長)▽国吉真和(沖縄県ホテル旅館生活衛生同業組合・理事)

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