
観光・物産展示会の開会セレモニーに臨む両頭取とご当地キャラ
千葉銀行(千葉市中央区)と伊予銀行(松山市)は10、11の両日、東京都中央区のブリッジ新潟で「千葉と愛媛の観光・物産展示会」を開いた。格安航空会社(LCC)のジェットスターが6月に成田—松山に就航したことを記念し、両県の観光PRを共同で行うことで、LCCの利用を呼びかけて両県への観光客増加につなげるのが狙い。
両行と会場を提供した第四銀行(新潟市中央区)はシステム共通化で親密な関係にあり、今回のLCC就航を機に初めて合同での観光イベント開催を実現した。
会場には、千葉銀の佐久間英利、伊予銀の大塚岩男の両頭取に加え、ご当地キャラクターのチーバくんやバリィさんらがお出迎え。千葉県の成田山新勝寺や東京湾アクアライン、愛媛県の道後温泉や松山城など、両県の観光資源を紹介するコーナーが設けられた。
また、松山空港にもある「みかんジュースの出る蛇口」が設置され、来場者が興味津々でコップにジュースを注いでいた。
このほか、両県の物産の展示・試食や先着350人へのチーバくん、バリィさんストラップの配布、道後温泉ペア宿泊券・特産品プレゼントなども行われ、会場には多くの人が詰めかけた。
イベント開催の意義について佐久間頭取は「外国(からの誘客)だけではなく、国内でも観光し合い、観光で経済を良くするきっかけになればいい」と期待を示した。
また、大塚頭取も「地元四国だけでの交流ではだめだ。愛媛もしまなみ海道をサイクリングの聖地にしようという動きがある。まず国内からたくさん来ていただき、それをベースに海外の人にも来ていただく」と語った。

観光・物産展示会の開会セレモニーに臨む両頭取とご当地キャラ