
清都会長
千葉県旅館ホテル生活衛生同業組合の女将会「菜の花女将会」(清都みちる会長)は19日、千葉市のホテルプラザ菜の花で創立10周年の記念式典を開いた。千葉県の観光関係者ら多くの来賓が集まる中、清都会長は「県の観光PRとおもてなしの向上に一層努めたい」とあいさつした。
女将会は2007年、同年2~4月の「ちばデスティネーションキャンペーン(DC)」開催を契機に発足。「観光立県千葉の魅力づくりについて調査、研究、審議を行い、国や県の行政機関、関係団体に意見を具申、陳情するとともに、旅館業界の発展に寄与する」ことを目的としている。
もてなしやバリアフリー、集客など、さまざまなテーマでの講習会を毎年開き、これらの取り組みは全旅連が主催する「人に優しい地域の宿づくり賞」で優秀賞や観光経済新聞社社長賞を受賞した。
今年は清都会長の宿「割烹旅館清都」(南房総市白浜)が同賞の最高賞、厚生労働大臣賞を受賞した。
清都会長は「10年間活動してこられたのは皆さまの支援のおかげ。東日本大震災の時はつらい思いをしたが、『恐れず、怒らず、悲しまず』の信念で、笑顔で歩んできた。これからも会員一同、女将業に精進し、千葉県の観光PRとおもてなしの向上に努めていきたい」と述べた。
来賓として、千葉県旅組の武田将次郎理事長(鴨川館)、小西洋之参院議員、阿部紘一千葉県議会議員らがあいさつした。