国土交通省北海道運輸局は13日、北海道銀行や観光関係者と連携し、中国の旅行会社25社30人を北海道に招請した。札幌市内で商談会を開いたほか、視察旅行を実施し秋の観光資源を紹介。東日本大震災以降落ち込んでいる中国人観光客の回復につなげる。
13日の商談会は、北海道銀行が昨年に続き主催し、運輸局が共催した。参加した旅行会社は昨年の倍になった。中国からの訪日観光を取り扱う道内の旅行会社9社も加わり、宿泊施設やリゾート施設など道内の観光事業者約70社と商談を繰り広げた。商談件数は400件以上に上った。
視察旅行は14〜17日の3泊4日で、サホロ、阿寒湖温泉、定山渓温泉に宿泊。新得町でカヌーを体験し、池田町で鮭の遡上を見学、札幌ではショッピングエリアを視察した。
また、北海道運輸局は11~16日、訪日観光需要の喚起に向けてタイのメディアを招請した。日本を紹介するムック誌「ジャパン・ワールド・ムック」と日刊経済紙「クルンテープ・トゥラキット」の2社。タイは秋の休暇に旅行シーズンを迎えることから秋の観光魅力をアピールした。
タイのメディア2社には、池田のシープドッグショー、厚岸のカキ、羅臼のホエールウォッチング、網走の能取湖などを紹介した。