北海道アドベンチャートラベル協議会が発足、自然体験で欧米人誘致へ

  • 2017年7月7日

会長に選出された荒井氏のあいさつ

 野鳥観察や登山、カヌー、釣りなど、北海道の自然体験型観光で外国人観光客の誘致を目指す「北海道アドベンチャートラベル協議会」の設立総会が6月21日、札幌市内で開かれた。アウトドア環境の情報発信、専門ガイドの育成などに取り組み、欧米を中心とした観光客の拡大を狙う。

 国土交通省北海道運輸局の呼びかけで設立。自然体験型観光に関わる事業者や旅行会社、宿泊施設、観光団体など約50の企業・団体が参加した。

 設立総会では、初代会長にNPO法人大雪山自然学校の荒井一洋代表理事が選ばれた。副会長には北海道運輸局の小松重之観光部長ら3人が選任された。

 荒井会長は、エコツーリズムなど持続可能な観光を巡る動向を紹介し、「北海道の自然や文化、歴史の力を活用し、持続可能な観光ビジネスを確立していきたい」とあいさつした。

 今年度は、英語版ウェブサイトの開設や海外からの問い合わせ窓口の設置、国際的な旅行商談会への参加、海外旅行会社を招請したファムトリップなどに取り組む。受け入れ環境の向上に向けてアウトドアガイドの研修の機会も設ける。

 また、事業費については、当面、参加団体からの拠出をもとに、国の関連事業の活用を図って対応することとした。

 国連世界観光機関(UNWTO)の調査によると、自然体験型観光の市場は年々拡大し、欧米圏だけで約28兆円(2013年)に上っている。欧米では常に新しい旅行先を求めているともいう。

 副会長に選任された小松部長は「巨大市場との掛け橋になって、北海道のアウトドア観光の拡大を図っていきたい。仲間を増やし、課題を解決しながら積極的に取り組んでいこう」と呼びかけた。
 協議会では、観光振興やアウトドアなどの分野で国際的に活躍しているロス・フィンドレー氏、山田桂一郎氏、マーク・ブラジル氏、三浦雄一郎氏の4人を顧問に委嘱することも決めた。

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