道内各地のこだわりの商品が並ぶ店内
医薬品販売大手のサッポロドラッグストア（本社・札幌市）が札幌市中心部に開設した、道内各地の特色ある商品を展示・販売する「北海道くらし百貨店」が、市民や観光客の間に人気を広げている。
同社の新規事業の一つとして外国人観光客でにぎわう狸小路商店街近くの「ノルベサ」ビル１階に今年６月末にオープンした。
木材を生かした展示棚や白樺の樹を模した円柱を配した約６３０平方メートルの店舗では、道内１７９市町村から厳選した食品やワインなどの飲料、工芸品など、約１５００種の商品を展示・販売している。イベントスペースも設けて、市町村や生産者の情報発信の場としている。
北海道の特色ある魅力的な商品を「全国や世界の日常の中に届ける」をコンセプトに、北海道に縁の深い著名人や専門家をセレクターに委嘱して商品の掘り起こしを行うとともに、展示商品には生産者の思いを込めた情報も表示している。
イベントスペースでは、２、３カ月単位で各市町村の商品や観光情報の特別展示も行う。
同社では、「今後、全国主要都市での開設や海外展開も進めていきたい」と話しており、１１月２日には沖縄県那覇市に国内２カ所目となる店舗を開設した。
展示・販売やイベント利用の問い合わせは同社ＴＥＬ０１１（７７１）８５１１まで。
