北海道が12年連続1位 最も魅力的な都道府県


 ブランド総合研究所は14日、「地域ブランド調査2020」の結果を発表した。最も魅力的な都道府県は北海道で、12年連続の1位に。市区町村では京都市が3年ぶりに1位の座に返り咲いた。別な意味で注目が集まる最下位争いだが、「指定席」になりそうだった茨城県がついに脱出、代わって栃木県が最下位となった。県内の観光関係者は「なんで」と納得のいかない表情をみせる。

 同調査は15回目。6~7月、全国の20~70代の男女を対象にインターネットで行い、3万1734人から回答を得た。「認知度や魅力度、イメージなど84項目の設問を設け、地域のブランド力を、消費者が各地位に抱く『魅力』として数値化した」という。

 北海道の魅力度は60.8で、2位の京都府(49.9)を大きく上回っている。前回3位だった東京都は4位にダウン。魅力度は36.4で、前回よりも7.5ポイント低下し、低下幅は47都道府県で最大となった。ベストテンでは長野県(30.5)が二つランクを上げ、8位に。魅力度は5.7ポイント上昇した。

 北海道勢は市区町村でも健闘。1位こそ京都市に譲ったが、ベストテンには函館、札幌、小樽、富良野の4市がランクインしている。

 今回話題をさらっているのが、前回43位から初めて最下位に沈んだ栃木県だ。日光や那須などは知名度も高く、宇都宮餃子などグルメも有名。福田富一知事は「順位を聞いた時、思わず『えっ』と大きな声を出してしまった」という。

 7年連続で最下位だった茨城県は42位とランクを上げた。

 調査に異を唱えるのは群馬県の山本一太知事。群馬は前回の45位から40位にランクを上げたが、15日の会見で「過去最高の順位というが、全くうれしくない。魅力度ランキングという言葉自体が不適切だと思っている。県の魅力が十分反映されているとは思っていない。中身を検証したい」と述べた。

 
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