
地場の食材を生かした料理が出品された
「伊勢志摩キャンペーン2008創作料理展in鳥羽」が11月24日、三重県鳥羽市の鳥羽商工会議所で行われた。来年3月末日まで展開されている伊勢志摩キャンペーンの一環。知事賞に13の賞、特別賞を14の賞を設け、審査の結果、計68作品が入賞した。
創作料理展の目的は、(1)伊勢志摩の旬の食材を観光客に手軽に味わってもらえるようなメニューの発掘(2)観光地としての知名度アップ(3)高校生や一般からの参加を募ることで「旬の素材を使った伊勢志摩弁当」創出(4)一般・高校生とプロの調理師との交流、意見交換による人材育成──など。
調理人部門では、旅館・ホテルなど34事業者から、追加料理(2千円、3千円)、郷土料理、自由出展の4分野に約90点が出展された。一般・高校生部門の弁当部門には約50点が並んだ。
伊勢志摩地域を代表する伊勢エビや牡蠣のほか、一般にあまり知られていない志摩産アオサなどさまざまな食材が使われた。各旅館の調理人らが、ひと目で伊勢志摩と感じられるような演出や盛り付け、器などに工夫を凝らした。
追加料理部門の入賞作品は、レシピが公開されるほか、伊勢志摩地域のキャンペーン協賛旅館・ホテルで、来年1月から3月まで販売される。一般・高校生部門の応募作品で入賞した弁当の中から選ばれたメニューは東海地域のサークルKサンクスの対象店舗で来年1月から3月まで販売される予定。
県知事賞のうち、調理人部門の受賞者は次の通り(敬称略)。
追加料理・2千円
「するめ烏賊姿焼き肝ソース添え 安楽島牡蠣三色焼」岩城和也(鳥羽ビューホテル)
追加料理・3千円
「鮪 大漁 ハリハリ鍋」古田勝徳(戸田家)
自由出展
「御吸物十二ヶ月」木場裕郎(戸田家)▽郷土料理「秋の伊勢志摩散策」中山直紀(鳥羽ビューホテル)

地場の食材を生かした料理が出品された