利用者は3976万人泊 GoToトラベル10月末


東京追加などで支援額2087億円に

 観光庁は13日、国内旅行の需要喚起を目的としたGo Toトラベル事業の利用実績をまとめた。7月22日の事業スタートから10月31日までの累計で、利用者数は約3976万人泊、割引支援額は約2087億円となった。8月末までの実績を基にした分析結果では、1泊当たり宿泊単品の利用者の価格帯別の分布は、1万円未満が全体の約6割を占めた。

 利用実績は、主な事業者からの報告に基づくが、一部推計値を含み、「少なくとも」として算出された速報値。

 事業開始以降の利用者数の累計は、7月31日時点で約200万人泊、8月31日時点で1506万人泊、9月30日時点で約2518万人泊に増えた。10月1日に東京都発着の旅行が事業の対象に追加され、地域共通クーポンの配布が始まると、1カ月間で1458万人泊増加し、累計は10月31日時点で約3976万人泊となった。

 10月31日時点の割引支援額は、9月30日時点から988億円増加して約2087億円。内訳は、宿泊・旅行代金の割引が約1886億円、地域共通クーポンの付与(11月9日まで含む)が約201億円となった。

 Go Toトラベル事業の支援額の予算は約1.1兆円。消化のペースについて赤羽一嘉国土交通相は13日の会見で、「8月は結構増えたが、9月は1回収縮し、また10月は増えている。11月がどうなるか。12月、1月の年末年始はまた少し増えるだろうし、他方で寒い時期になると感染者数が増えることも予想される。国民の皆さんはそうしたことを非常に賢明に判断しながら利用されていると思うので、丁寧に分析していきたい」と述べた。

 また、10月31日までの利用実績に基づくと、1人泊当たりの割引支援額は約4743円で、1人泊当たりの旅行代金は約1万3553円と推計された。7、8月の利用実績について宿泊単品の価格帯別の利用者の分布を見ると、1万円未満が63.9%、1万5千円未満とすると77.1%を占めた。

 宿泊単品の価格帯別の分布を5千円ごとに見ると、5千円未満26.5%▽5千円以上~1万円未満37.4%▽1万円以上~1万5千円未満13.2%▽1万5千円以上~2万円未満9.1%▽2万円以上~2万5千円未満5.4%▽2万5千円以上~3万円未満3.4%▽3万円以上~3万5千円未満2.0%▽3万5千円以上3.0%。

 
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