内閣府がこのほど公表した3月の景気動向指数(CI、2015年=100)の改訂値は、景気の現状を示す一致指数が前月比5.2ポイント減の90.2と、大きく低下した。先に公表の速報値(90.5)から0.3ポイント下方修正した。CI一致指数の基調判断は速報段階に続き「悪化を示している」とした。
数カ月先の景気を示す先行指数は同7.2ポイント減の84.7と、前月から大きく低下。速報値(83.8)から0.9ポイント上方修正した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、景気の現状のみならず先行きも厳しい状況が予想される。