
兵庫県バス協会(会長、長尾真・神姫バス社長)は15日、加盟98社で取り組む新型コロナウイルス感染防止対策「バス密なし!3つの約束」キャンペーンを開始した。県民に対しバスの感染防止対策を分かりやすく伝え、安心して乗車してもらうのが狙い。
県が誇る歴史上の偉人、黒田官兵衛、春日局、大石内蔵助の3人をキャラクター化、それぞれの名言をもとに三つの約束(ソーシャルディスタンス、清掃・消毒、換気)を表現した=写真はポスター。観光バスや高速バスをよく利用する20~40代女性を意識したデザインにしたという。
例えば、赤穂浪士として有名な大石内蔵助は忠実なイメージが運転手にピッタリとして、バス運転手のキャラクターに。「盃、下に置くべからず」の名言を、「新型コロナ、車内に置くべからず」に変え、エアコンの外気導入運転などによる空気循環の仕組みで飛沫防止対策が万全なことをアピールしている。
ポスターのほか、リーフレットや車内吊り、ステッカーを作り、98社が保有するバスの車内や待合所、停留所などに掲示する。
また、バス旅行で行きたくなる県内5地域・8カ所の絶景を紹介する動画も作り、協会のホームページで公開した。