全日本ホテル連盟、西日本大会を初開催 

  • 2022年10月14日

会場にはせとうち観光推進機構(広島市)と福岡観光コンベンションビューロー(福岡市)がオンラインで招かれ、各支部と連携した取り組みや独自の取り組みを発表した

「業界価値の共創」目指す

 全日本ホテル連盟(ANHA、清水嗣能会長=福井県・ホテルリバージュアケボノ)は9月29日、同連盟初となる西日本大会をホテルロイヤルクラシック大阪(大阪市)で開催した。「業界価値の共創」をメインコンセプトに、近畿、中四国、九州の各支部長が活動内容や今後の方針を発表。出席者とともに西日本エリアの観光ポテンシャルの高さを再認識し、観光業界の価値向上に向け情報共有を図った。

近畿のパワーを全国の会員に

 冒頭、清水会長は「今大会は近畿支部の報告会がもとになっているが、前回同報告会に出席した際に大きなパワーを感じた。中四国や九州も巻き込んで広域を元気にしていきたいとの思いで、北原近畿支部長と話し合いながら西日本大会を企画した」と開催までの経緯を回顧。「各会員には昨年策定した連盟の活動方針『MVV』を念頭において経営に取り組んでいただき、『お客さま、会員ホテル、そして本日来場している商社など関係各位がみな良し』となっていけたら理想だ。この大会のパワーで全国の会員も元気にしていきたい」と意気込んだ。

清水会長

 

価値高める動きが重要 西日本の魅力を発信

 近畿、中四国、九州の各支部長が、資料をもとに支部の特徴や取り組みなどを参加者に説明し、情報共有を図った。

 今大会を主導した北原信輔・近畿支部長兼青年部長(大阪府・更紗ホテルズ)は日本の観光の現況について「日本人による国内旅行消費が大部分を占める現状の内需依存型の観光では、少子高齢化の進展などに伴い今後を楽観視できない状況にある」と解説。「世界全体の人口は増加しており、治安が良く、観光資源が豊富な日本はインバウンドを大きく受け入れられる」と述べた。観光業界の展望として「若いスタッフや学生に対して『皆さんが就業している、志望している業界の未来はとても明るい』と話すが、何もせずにその明るさを享受できない。当連盟、各

 西日本の観光のポテンシャルについて北原支部長は「2025年開催予定の大阪関西万博自体もだが、それに係るインフラ整備なども進んでいる」と報告。食や歴史・文化など多様な観光資源を有する同エリアを中心に「スポーツ」「医療」「サステイナブル」「ペット」「LGBTQ」を五本柱に据え、宿泊事業者やDMO、行政・教育・医療など各機関が広域で連携し、大局的に展開していく観光の新形態「スマートツーリズム」構想を明かした。「実現に向け旅行業やDMO、地域の事業者などより多くの方々に参画してほしい。『競争』も大事だが、われわれの考えに共感し、広い視点と視野を持って『共創』していくという気持ちを共有できたらうれしい」と述べた。北原支部長は近畿支部の活動報告に関連し、従来から強化している人材育成に関するセミナーへの参加なども呼び掛けた。

北原支部長

 

 沖一泰・中四国支部長(愛媛県・ホテル泰平)は、本州・四国連絡橋開業に伴う自動車での周遊性向上に触れながら「まだ客足が届いていない地域がある。さらなる周知を図りたい」と述べ「来年G7サミットが広島で開催されることも、観光誘客や消費につなげていきたい」と述べた。

 日高基晶・九州支部長(宮崎県・日向第一ホテル)は「スポーツツーリズム」の観点から、自館が位置する宮崎県の豊富なスポーツ団体の受け入れ実績について説明。「各自治体にはさらなる合宿誘致支援、スポーツ施設の拡充やメンテナンスに注力してほしい」と呼び掛け、「スポーツツーリズムの拡大が地域独自のブランディングの他、地域活性化に役立つのでは」との考えを示した。

 講演では元プロボクサーで亀田プロモーション代表の亀田興毅氏が、自身の経験などをもとに観光業を鼓舞するメッセージを伝えた。亀田氏は「ボクシング業界もコロナ禍で興行ができず、以前からファイトマネーの水準の低さなどの課題もあり、多くのプロボクサーがこの業界から身を引いた。ボクシング業界の価値を高めたいという自分の姿勢は、今大会が掲げる『業界価値の向上』という部分に通ずる。働いている人に光が当たるよう、互いに頑張っていけたらうれしい」と力強く語った。

亀田氏

 
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