全旅連青年部、沖縄で全国大会開催


初となった沖縄での全国大会

初となった沖縄での全国大会

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部(横山公大部長=高知県・土佐御苑)は9月27日、沖縄県宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで「利他精神〜夢を語り背中を魅せる」をスローガンに全国大会を開いた。2年間の横山体制の集大成として、各委員会による分科会や、全国の優れた青年部活動をたたえる「アワード(褒賞)」の発表・表彰式など、様々なプログラムを盛り込んだ。分科会では来年2月に横山体制の目玉事業として行われる「旅館甲子園」のプレ大会を開催。本番に向けて機運を盛り上げた。全国の青年部員、関係者ら約1100人が参加した。

 大会は2年に一度で、沖縄県では初の開催となった。今回は青年部員、来賓のほか、日頃の青年部活動を見てもらいたいと、部員の家族、旅館従業員らの参加も募り、前回の765人を大幅に上回る参加者を集めた。

 式典で横山部長は、「初めて参加した神戸の全国大会で、檀上で光輝く先輩たちを見て、心を打たれたことを思い出す。きょう初めて参加する方も多いと思う。ぜひ、多くの先輩方にふれ、勉強をして、そのときめきを持ち帰ってほしい。大きな夢を語り合い、ともにこの業界を盛り上げていこう」とあいさつ。

 来賓から、全旅連の小原健史前会長、沖縄県文化観光スポーツ部の下地芳郎・観光政策統括監、観光庁観光産業課の寺田吉道課長、全旅連青年部OB会の福田朋英会長が祝辞を述べた。

 7月18日の臨時総会・部長選挙で次期部長に選ばれた山口敦史氏(青年部研修部会担当副部長)は、横山部長からの紹介を受けてあいさつ。来年4月から2年間の活動方針として「風通しのよい組織の構築」「魅力ある事業の創出」「災害支援ネットワークの構築」の三本柱を掲げ、それぞれ具体的に進めていくとした。特に初年度は「魅力ある事業」の中で、「お客さまと我々宿泊施設をつなぐ流通の課題にメスを入れたい」とした。

 横山部長は今期から作成したという青年部長バッジを山口次期部長に授与。山口次期部長は「力を合わせ、勇気と情熱をもって、困難な時代を切り開いていこう」と会場を埋めた部員に呼びかけた。

 式典後は4会場に分かれて分科会を開催。「旅館アカデミー委員会」「政策立案委員会」など7委員会がそれぞれの取り組みを発表した。このうち「ドリーム旅館プロジェクト委員会」は、来年2月に行う「旅館甲子園」のシミュレーション大会(プレ大会)を開催。青年部員3氏がそれぞれの宿の経営ビジョンと取り組み事例を旅館スタッフらとともに発表した。

 「旅館甲子園」は旅館で働く人が自社の思いやこだわりをプレゼンテーションするもので、来年2月20日、東京で開かれる国際ホテル・レストランショーの中で開催する。

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