全旅連青年部、松江市で全国大会開催


700人を超す部員が集まった第20回の全国大会

700人を超す部員が集まった第20回の全国大会

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部(井上善博部長=福岡県・六峰舘)は11月25日、島根県松江市のくにびきメッセで第20回全国大会を開いた。1期2年間の井上体制の集大成となった2年に1度の大会で、全国から766人の青年部員が参加(主催者発表登録者数)。式典で井上部長は「我々青年部は次代を担う責任世代として、業界の発展、経営力の強化に努めなければならない」と述べ、参加した部員に対して業界人や若手経営者としての自覚を訴えた。来年度から2年間の次期部長に決定している横山公大副部長(高知県・土佐御苑)は、次期の活動テーマ「利他精神〜夢を語り、背中を魅せる」を発表。「旅館・ホテルを夢であふれる業界、スタッフが誇りを持って働ける業界にしたい」と所信を述べた。

 井上部長は「リーマンショックに端を発する経済危機で、(青年部運営を)やっていけるか不安だったが、都道府県から150人近い出向者をお迎えでき、感謝の気持ちでいっぱいだ」と昨年の部長就任当時を述懐。出席した部員に対して「我々青年部は次代を担う責任世代として、業界の発展、地位向上、個々の経営力の強化に、問題意識、危機意識、当事者意識を持って取り組まねばならない」と呼び掛けた。

 また今年9月に行われた青年部史上初の次期部長選挙にふれ、「こんな時代に揉めている場合ではない、との意見もいただいたが、『次は俺がやる』という気概を持った人達がいることは、(旅館・ホテル業界が)未来に希望を持てる業界ということだ」と指摘した。

 井上部長は次期部長に選出された横山氏について「(青年部で)様々な経験を積んできた。経験をもとに、夢を語れる、熱い情熱と思いを持った、バイタリティあふれる男」と紹介。横山氏と握手を交わし、場内から多くの拍手を集めた。

 横山氏は、自身の体制での活動テーマ「利他精神〜夢を語り、背中を魅せる」を発表。「私は旅館が大好き。旅館・ホテル業を夢であふれる業界、スタッフが胸を張って、誇りを持って働ける業界にしたい。私たちが子どもたちに自分の背中を見て、憧れを持ってもらえる存在にならねばならない。このテーマのもと、2年間精一杯努めてまいりたい」と、活動テーマの趣旨を説明するとともに、次期部長としての所信を述べた。

 式典では来賓として、全旅連の佐藤信幸会長、全旅連青年部OB会の福田朋英会長、観光庁観光地域振興課の笹森秀樹課長があいさつ。開催地から、島根県の溝口善兵衛知事、松江市の松浦正敬市長が歓迎のあいさつを述べた。

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