全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部(横山公大部長=高知県・土佐御苑)は4月19日、東京の全国町村会館で第4回「県部長サミット」を開き、悪質クレーマーへの対応や、温泉街の活性化策を専門家の講演などで学んだ。青年部の全国47都道府県部長らが参加した(写真)。
「悪質クレーマーへの法的対応」をテーマに、外食産業に詳しい弁護士の中井淳氏が講演した。
中井氏は、クレーム対応は「営業としての対応」と「交渉としての対応」の2種類あると指摘。要求を伴わないクレームは、まず謝罪して早期解決を目指す「営業としてのクレーム対応」を行い、悪質クレーマーなど要求を伴うクレームは、安易に約束せず、法に則った粘り強い交渉を行う「交渉としてのクレーム対応」を行うべきだとした。
またキャンセル料の不払い対策では、弁護士の名前入りの内容証明を送ることが効果的とした。
第2部では「探偵! どや顔スクープ」と題し、嬉野温泉の「スリッパ卓球」、城崎温泉の「オンセンジャーショー」など、地域の青年部員らが取り組む宿と温泉街の活性化策を部員が人気テレビ番組風にレポートした。