全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)青年部九州・沖縄ブロックは、新型コロナウイルスの従業員への感染防止へ「飛沫感染防止アクリル板」の導入を進めている。7日現在で14軒の旅館・ホテルがフロントなどに設置している。
同ブロックの友杉隆志顧問(福岡県・プレジデントホテル博多)が、「ホテルとしての品格を保ちつつ、飛沫感染予防に役立つ」と、合同会社ヨシモク製作所(福岡県)が製作するアクリル板を紹介。ブロックの有志が共感し、次々と導入を進めた。
政府の緊急事態宣言に伴う県からの要請や自主判断で営業を自粛する宿泊施設がある一方、社会インフラとして営業を継続する施設も都市部を中心に多い。
ただ、潜伏期間中や無症状の新型コロナウイルス感染者を泊めるリスクがあり、従業員の安心、安全を確保しながら営業を継続することが宿泊施設の課題の一つとなっていた。
飛沫感染防止アクリル板を導入する九州の旅館・ホテルは次の通り。
【福岡県】プレジデントホテル博多▽ホテルエクレール博多▽アメニティホテルin博多▽ホテルラフォレスタ▽平和台ホテルグループ▽六峰館▽御宿はなわらび▽白柳荘
【長崎県】雲仙福田屋▽稲佐山観光ホテル▽IKホテル▽ホテル長崎
【佐賀県】蟹御殿▽風の森
ほかに、長崎県の雲仙温泉観光協会が導入。
プレジデントホテル博多の設置例