
全旅連は13日、愛媛県今治市の今治国際ホテルで2023年度通常総会と理事会を開いた=写真。任期満了に伴う役員改選で、先の会長選挙で当選した井上善博・福岡県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長の会長就任を正式に承認した。23、24年度は「観光立国推進」「金融対策・経営改善」など五つの委員会と危機管理室の5委員会1室体制で宿泊業界を取り巻く諸問題に対応する。
観光立国推進委員会(森晃委員長)は国の観光立国推進へ、関係省庁への陳情、政策提言を進める。情報・新価値創造委員会(坂口宗徳委員長)は関係機関からの情報伝達の迅速化、金融対策・経営改善委員会(山本剛史委員長)は新型コロナでダメージを受けた組合員への金融情報提供、次世代人材育成委員会(石田浩二委員長)は人材育成、人手不足対策についての調査研究をそれぞれ進める。
厚生・バリアフリー化促進委員会(委員長未定)は従来のシルバースター部会を踏襲、進化させ、「人に優しい地域の宿づくり賞」など従来の担当業務に加えてユニバーサルデザインやバリアフリー旅行需要の研究を進める。
従来のポストコロナ調査研究委員会と災害対策室を統合して会長直下の危機管理室を設置。自然災害や感染症発生時の対応を行う。
来年の第102回全国大会は6月19日、北海道札幌市の札幌パークホテル、通常総会は同18日、札幌市定山渓温泉の定山渓万世閣ホテルミリオーネで開催を予定している。
【主な新役員】(敬称略)
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