
旅行会社に配布する簡略版の「観光宝探しノート」
全国商工会連合会(石澤義文会長)はこのほど、全国約1600の加盟商工会を通じて集めた観光や特産品の情報などを発信するポータルサイト「ニッポンなび〜日本のいい村いい町再発見!〜」を開設した。
まず、約50の商工会から寄せられた情報を基にさらに調べ、まだ知られていない観光情報や特産品情報をアップ。主なコンテンツは「見る」「遊ぶ」「参加する」「食べる」「泊まる」など。
サイトは旅行愛好者や旅行業者、バス会社、鉄道会社などを主なターゲットとしている。
同連合会によると、既存の定番ツアーでは満足できず、常に新しいものを求める旅行愛好者は中高年齢層にも多い。「そういった人の欲求を満たす新情報をアップしていく。当面は旅行前の情報提供に限られるが、今後は旅行中のガイド役、旅行後のフォローなど内容を充実させていく」としている。
また、旅行業者などに対してはニッポンなび情報の簡略版として、毎年「観光宝探しノート」を作り、配布していく考えだ。
「観光情報を一般ユーザーや旅行業者などに向けて発信するポータルサイトを開設するのはこれが初めて」と同連合会。「今後は商工会だからこそできる隠れた村や町の情報満載のサイトとして発展させていく」と意欲を示している。

旅行会社に配布する簡略版の「観光宝探しノート」