全国企業の景気DI、初の50超えオープン


 帝国データバンクが3月に行った全国企業の景気動向調査で、同月の景気DI(0〜100、50が判断の分かれ目)が51.0と、2002年5月の調査開始以来初めて50を上回った。「消費税増税を直前に控えて駆け込み需要がピークとなり、景気を押し上げた」と同社では分析している。業種別では旅館.ホテルが48.4で、同1.8ポイント上昇した。

 10の業界別では、サービス、小売、運輸.倉庫、製造など8業界が前月比上昇。農.林.水産、建設の2業界が同低下した。

 小売は同3.3ポイント増の47.1。駆け込み需要が顕著にみられ、2カ月ぶりに改善し、過去最高を更新した。日用品などを買いだめする消費者が多く、「医薬品.日用雑貨品小売」(8.3ポイント増の55.6)、スーパー、百貨店などの「各種商品小売」(7.4ポイント増の55.2)が過去最高の改善幅となった。

 運輸.倉庫は同2.0ポイント増の51.8と、2カ月ぶりに改善。駆け込み需要で荷動きが活発化し、増税前の引っ越しや3月決算もあり輸送物量が大幅に増加した。

 建設は同0.3ポイント減の56.0と、10業界で最も高い水準が続くが、3カ月連続で悪化した。

 サービスは同1.1ポイント増の52.9と、過去最高を記録。サービス業界の15業種では旅館・ホテル、娯楽サービスなど8業種が上昇。飲食店など6業種が低下。1業種が前月並みだった。旅館・ホテルは3カ月ぶりの上昇だが、昨年12月(50.5)、今年1月(50.0)の水準には届かなかった。

 
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