
ガッツポーズする(左から)永井、多田、堀、大津、佐々木、山口の各氏
神奈川県の鎌倉市観光協会とキリンホールディングス(HD)は、旅行者と受け入れ側の双方に健康不安がない状態が旅行業の回復に不可欠だとして、「免疫ケアで旅行に安心プロジェクト」を開始した。プロジェクトには24の都道府県・39団体の観光業関係者が参画、さまざまな取り組みを実施する。
2日、JR東京駅構内で記者会見し、概要を明らかにした。会見には鎌倉市観光協会の大津定博専務理事、キリンHDヘルスサイエンス事業本部の永井勝也主幹のほか、飛騨・高山観光コンベンション協会の堀泰則会長、和倉温泉観光協会の多田邦彦会長、新潟観光コンベンションビューロー協会の山口誠二専務理事、ノットワールドの佐々木文人CEOが出席した。
10月の水際対策の緩和や全国旅行支援によって旅行機運が高まっているが、人の往来が増えることでコロナ感染者も増えることが懸念される。免疫力を高めることでこうした不安を払しょく、旅行者や観光地双方にとってより安心な旅行ができる日常を作るのが狙い。
プロジェクトは2月末まで実施する。参画する都道府県や団体の旅館・ホテル、観光案内センター、テーマパーク、旅行ツアー、タクシー、高速バス、水族館、博物館、遊覧船などで、キリンのサプリメントやドリンクなど免疫ケア製品を約6万人に無償配布する。
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