
国内有数のリゾート地である北海道のニセコ地域で爽やかな夏景色や星空を楽しんでもらうオープントップ型の2階建て観光バス「スカイバスニセコ」の運行が7月から始まり、観光客の人気を集めている。
倶知安観光協会とニセコリゾート観光協会が夏場の集客力向上につなげようと企画。今季も東京のバス事業者から2台をリースし、倶知安、ニセコ両町を結ぶルートで共同運行を実施した。
昼間は「ニセコパノラマ号」=写真=として9月3日まで運行し、夜間は「ニセコナイト号」を8月15日まで実施する。
JR倶知安駅から道の駅ニセコビュープラザ(ナイト号はJRニセコ駅)までの約34キロ間を、それぞれ1時間10分ほどかけて1日4往復。途中、ホテルや牧場、レストランなどの観光スポットにも停車し、利用者はそこで降りて景観や体験、食事などを楽しみ、次の便を利用して移動できる。
チケットは大人(中学生以上)1500円、小人(小学生)750円。3枚つづりの回数券になっており、当日や期間中に3回の乗降に使用できる。
倶知安観光協会では、「2年目ということで利用が増えている。今季から多言語の音声ガイドシステムも導入した」と話し、「地域の周遊や食事へのお出かけになど、ニセコの新しい楽しみ方として活用してほしい」と、PRに力を入れている。
チケットは、JR倶知安駅内の倶知安観光案内所などで扱っているほか、専用ページからは電子チケットを1割引きで購入できる。