関東地区公立中学校修学旅行委員会は7日、関東地区公立中学校連合の2022年度修学旅行列車の出発式を東京駅新幹線ホームで開催した。運行の安全と快適な輸送、修学旅行の成功を祈念するもの。出発式の開催は3年ぶり。
関東5県の公立中学校では新幹線専用列車などを利用した春季修学旅行が同日から関西・東北・北陸・北海道方面で実施される。
出発式には7時48分発のぞみ号専用臨時列車に乗車する千葉県の6校からの代表生徒や東海旅客鉄道の関係者らが参加。冒頭、あいさつした同委員会代表校長の鳩岡和則氏(浦安市立日の出中学校校長)は「3年ぶりに出発式が行えるということで徐々に修学旅行シーズンが始まったと感じている。新型コロナウイルス感染症の心配はあるが健康に気を付けて、生徒の皆さんはぜひ実りのある修学旅行にしてほしい」と述べた。
代表生徒の野田市立第二中学校の佐々弘恒さんがあいさつした後、代表生徒4人が東海旅客鉄道関係者へ花束を贈呈。答礼のあいさつで東京駅長の小笠原均氏は「修学旅行では一生忘れない思い出をたくさく作ってほしい。また本日、乗車する東海道新幹線のスピードであったり、乗り心地であったり、サービスを体験し、皆さんの素晴らしい思い出に加わることを願っている」と語った。
出発式の様子