全国修学旅行研究協会(全修協、中西朗理事長)は3月21日、東京の九段会館で第7回修学旅行ホームページコンクールの表彰式を開き、大賞の文部科学大臣奨励賞を受賞した島根県益田市立吉田小学校など4校を表彰した。
同コンクールは、全国の小・中・高等学校が開設する、自校の修学旅行を紹介するホームページの中から、旅行の内容やホームページの構成について優秀な事例を表彰する制度。江口恒明本社社長ら旅行、教育関係者の審査で賞を決定している。
大賞に選ばれた吉田小学校は「総合学習」の一環で昨年5月に広島で平和学習を実施。「学習の狙いが明確で、ホームページの構成が秀逸。しっかりとしたテーマを設定し、取り組んでいる様子がよく分かった」と審査員から高い評価を受けた。
吉田小学校の長島靖和教諭は「本校の取り組みが全国で認められてうれしい」と受賞の喜びを語った。同校では、地元益田市の魅力を全国に伝える総合学習でも第14回マイタウンマップコンクール(同コンクール実行委員会、情報処理教育研修助成財団主催)の総務大臣賞を受賞している。
全修協の中西理事長は「教育を学校だけでなく、地域や家庭を巻き込んで行おうという動きが広まっている。その意味でもホームページの役割はますます重要になってくる」と、同コンクールの意義を強調した。
受賞校は次の通り。
◎文部科学大臣奨励賞(大賞)
益田市立吉田小学校
◎高等学校部門優秀賞
京都府立須知高等学校
◎中学校部門優秀賞
札幌市立藻岩中学校(北海道)
◎小学校部門優秀賞
河南町立白木小学校(大阪府)
◎入選
帯広北高等学校(北海道)、東京文化高等学校(東京都)、東京文化中学校(東京都)、ノートルダム学院小学校(京都府)
記会撮影に納まる受賞者(右端=中西理事長、中央=木岡保雅・文部省児童生徒課長)