長野県、新潟県にまたがるエリアのスキー場22カ所の共通リフトクーポン券の販売が1日に始まった。信越9市町村広域観光連携会議が初めて企画した「信越自然郷スーパーバリューチケット」。リフト1日券やスキー場ごとの特典が付いたお得なチケットで、5枚つづりを税込み2万円で販売している。北陸新幹線の開業などを見据えながら、広域でスキー客の誘致拡大を目指す。
同連携会議に参加するのは、長野県の飯山市、野沢温泉村、栄村、木島平村、中野市、山ノ内町、飯綱町、信濃町、新潟県の妙高市。この9市町村にまたがるエリアのスキー場が参加している。チケットの利用期間は12月21日から来年3月30日まで。販売は千枚限定で売り切れ次第終了。
チケットは1枚当たりが4千円に相当するが、必ずお得になるようになっている。例えば、斑尾高原スキー場(飯山市)は、リフト1日券(通常4200円)と食事券千円として利用できる。池の平温泉スキー場(妙高市)は、リフト1日券(通常4千円)、温泉入浴券、ビール券がセットになっている。
同連携会議の事務局を担当する信州いいやま観光局のホームページなどで販売。チケットを使い切れなかった場合は、1枚に付き3千円相当の特産品と交換できる。
同連携会議は昨年1月に発足。2015年春に開業する北陸新幹線の飯山駅を中心にした広域エリアの観光活性化を目指す。今年3月からはエリアの名称に「信越自然郷」を使用。広域の着地型旅行商品を販売しているほか、2次交通や観光案内所の整備などに連携して取り組んでいく。