全国47都道府県の信用金庫は19、20日、「日本を明るく元気に」をテーマに「2018“よい仕事おこし”フェア」を東京千代田区の東京国際フォーラムで開催した。212の信用金庫や526の観光関連団体・施設が参加。全国各地域の観光や施設、食などの魅力を紹介した。
イベントでは、地域連携プロジェクトとして「興こし酒」「心の寄せ鍋」「絆のおむすび」の三つのプロジェクトを展開。興こし酒プロジェクトでは、全国47都道府県で収穫された米をブレンドした日本酒「絆舞」を作った。全国のアンテナショップなどで販売する。心の寄せ鍋プロジェクトでは、被災地から取り寄せた食材で鍋料理を作り販売した。絆のおむすびプロジェクトでは47都道府県で収穫された米をブレンドし、おむすびを炊いて販売した。このほか会場では、西日本豪雨災害復興チャリティーイベントなどが行われた。
イベントの開催は今年で7回目。東日本大震災の翌年から、東北の復興応援イベントとしてスタートした。昨年は、東日本大震災、熊本地震の支援として、被災した福島、岩手、宮城、熊本の4県の米で仕込んだ日本酒「絆結」を製造、販売し、売上金の一部を復興支援事業に寄付している。
城南信用金庫の佐藤敬一上席調査役は「イベントを通じて、被災地復興や地域連携、地方創生を支援していきたい」と述べた。
会場の様子