長崎県立佐世保東翔高等学校の2年生7人が1月22日、東京都台東区の観光経済新聞社本社を訪れ、編集部や工場を見学した。社会科総合学習の一環として修学旅行に取り入れている職場訪問「東京キャリア研修」によるもの。7人は新聞社の仕事内容や新聞製作の過程などについて話を聞くなどして、理解を深めた。
見学に訪れたのは、同校の菊池麻美さん、松尾彩香さん、山口穂乃佳さん、金高紗耶香さん、三原茜さん、川口恵さん、安藤千帆さんの7人。同校の職場訪問に協力する企業の中から、自分の進路や興味により本社での見学を選んだという。
研修では、内井高弘・本紙編集長、江口英一・本社企画推進部長から新聞記者の仕事や専門紙の役割、本紙の特徴などについての話を聞いたほか、新聞の組版や印刷の流れについて、実際に使用している機械を前に説明を受けた。
質疑応答では「どうして新聞記者になったのか」「記事をまとめる上での苦労、工夫は」「どのような思いを込めて製作をしているのか」などの質問に対し、内井編集長が紙面製作上の苦労や喜びを織り交ぜながら答えた。
職場見学を終えた7人からは、「家に届いている新聞が時間をかけて作られている事がよく分かった」「業界向けの新聞があることを知り、非常に勉強になった」「新聞を読んでみる気になった」などの感想が出たほか、新聞記者の仕事に興味がわいたとの声も聞かれた。
同校の2年生195人は1月19〜23日の4泊5日の日程で修学旅行を実施。長野県でのスキー研修の後、約30の小グループに分かれ東京キャリア研修を行った。同校では昨年から職場訪問を修学旅行に取り入れているという。