新潟県湯田上温泉のホテル小柳(野澤隆義社長)は、フロント・ロビーを全面改装するなど今年5月にリニューアルオープンした。テーマは「新潟の伝統工芸『匠』を通した新たな地域の魅力の発信」。
フロントにくぎを一切使わず、古代ひのきと杉を加工した木片のパーツを組み合わせた伝統工芸の「組子」(建具)と、特殊加工した銅板のオブジェを配置。高級感漂う空間を演出している。
コーヒー&音楽ラウンジ“ajisai”は、世界の名品からセレクトしたオーディオ機器による音楽が聴ける交流空間を確保。曜日によりアナログレコードの鑑賞会やロビーコンサートを行っている。地場産業の展示スペースも設け、地域の伝統文化の情報発信に努める。
リラクゼーションスペースには卓球台やスノーピークチェアを設置。親子同時に楽しめる空間としている。
野澤社長は「憩いの空間で『遠くの名湯より近くのいい湯』を体感していただきたい」と話している。
コーヒー&音楽ラウンジ
新しくなったフロント