伊藤忠商事と北海道は06年12月15日、北海道の産業振興に向けた取り組みを共同で展開し、経済の活性化を図る協定書を締結した。北海道は「観光」や「食」などの振興には商社のネットワークやビジネス経験を活用するのが有効と判断した。
締結したのは「連携と協力に関する協定書」。伊藤忠はこれまで、岐阜など7県との提携を通じ、地域振興や企業育成のプロジェクトを実施してきた。そのノウハウを生かす。
観光振興については、(1)「未知倶楽部」(伊藤忠が行っている「道の駅」ブランディング事業)よる地域のPRや特産品の拡大(2)季節移住観光事業の検討ーなどを予定している。今後、情報交換しながら具体的な方策を探る。
また、食についてはグループのコンビニエンスストア、ファミリーマートで「北海道フェア」などの特集を組み、道産品コーナーを設けて販売し、感触が良ければ常設化していくという。