静岡県伊東市によると、4月23日に全国の自治体で初めて発信した「STAY HOME(ステイホーム)」というメッセージを載せた動画に多くの返信があった。小野達也市長は「(新型コロナウイルスの)終息後の来訪をお約束いただくような反応を、こんなにも多くの方からいただいたことに感謝している」とコメントした。
配信しているユーチューブやインスタグラム、フェイスブックで約200万回再生されており、「1万3千件を超える『いいね』や『LIKE』などの評価をいただいた」という。
具体的には、「観光地からのステイホームには感動した。伊東にはたくさんの思い出がある。落ち着いたらぜひ行きたい」「伊東、伊豆半島が大好き。この状況を乗り越えたら必ず行きます。奇麗な動画をありがとう。癒やされ、明日からまたがんばろうと思えた」などのコメントが寄せられた。
動画は観光スポットなどを背景に、「大室山や城ケ崎海岸等の自然、いろいろな体験ができる観光施設、新鮮でおいしい海の幸、伊東にあるもの全てがその場にあり続けます。落ち着いたらゆっくりと遊びに来てください。最高のおもてなしで皆さまをお迎えします」とステイホームを呼び掛けている。
主に、市を訪れる観光客の約8割を占める関東圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)に向け配信した。小野市長は「事態の終息まで引き続き動画を配信していくと共に、(終息後は)以前と変わらぬ姿でお迎えできるよう、事業者を支援していく」としている。