昨年10〜12月に実施された「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)」の開催期間中の観光客入込数がまとまった。観光施設やイベントでの総入込数は、970万9244人で、07年同期比7.0%増と伸ばした。その一方で宿泊客数は、同5.7%減の56万9483人と伸び悩んだ。宿泊人数の減少について同DC事務局では、経済情勢の悪化や地震による風評の影響を挙げる。
観光入込数の増加について同事務局では、DCのPR活動により、宮城・瑞鳳殿、仙台市博物館、山寺、道の駅などでの入込数が伸びたことが全体の入込増につながったと分析する。このほか各地で開催された観光イベントが入込数を伸ばしたことも前年実績超えを後押しした。
宿泊客数は、10、11月の低調から12月単月では07年同月比0.4%増の18万876人と復調したもののカバーしきれず、前年を割り込んだ。
今回発表になった観光客入込数は、キャンペーンエリア内の主要118観光施設を対象に、昨年10〜12月に行った調査に基づき同DC事務局がまとめたもの。