和食のもてなしに焦点をあてた「和食検定試験」が今年も開催される。主催は日本ホテル教育センターで、その目的は(1)和食文化の正しい理解と継承(2)日本古来のもてなしを中心とした業界人のレベルアップ(3)日本の食文化の魅力を国内外に発信できる人材の育成──の3点。昨年度に続き2回目の開催となる。
今年度の試験日は10月25日と2月23日を予定。5月22日からは、検定の説明会が全国で催される。テーマは(1)検定の意義と必要性(2)受験準備のポイント(3)団体受験の概要──など。「参加費は無料なので、ぜひ、ご参加を」と日本ホテル教育センター。
和食検定は、日本料理の成り立ちや関連する知識、食事作法を学ぶ基本レベルと、着物や和室での振る舞いや接遇の作法を学び、和の食文化を伝承していくためのノウハウを身に付ける実務レベルの2クラスがある。
昨年度の試験には、レストラン、旅館・ホテルでサービスや調理の仕事に携わって人や人材育成・教育に取り組んでいる管理職、調理師やホテル専門学校の教職員や学生らが参加。総受験者数は477人で、合格者は、基本レベルが203人、実務レベルが31人だった。
受験料は、基本が税込み5000円で、実務が同8000円。基本と実務、両レベルの試験を実施するが、実務レベルは、基本の認定を受けた人が受験対象となる。試験会場は、札幌、東京、大阪、福岡の全国4地域だが、受験者が5人以上の場合、職場内や学校での受験が可能な「団体受験」も利用可能だ。
検定のテキストは、基本編=写真=、実務編ともに5250円(税込み)となっている。
詳しくは、日本ホテル教育センター・和食検定本部(TEL03・3367・5663)。