京都府観光連盟(田中誠二会長)は8月8日から観光関連事業者らを対象とした観光DX人材育成事業「京都府観光経営セミナー」=写真はチラシ=を実施する。京都大学の教員らを講師に迎えDXの基礎やマーケティングなどを学んでもらう。
開講に先立ち、同連盟では8月1日まで受講生を募集している。
コロナ禍などによる観光業界を取り巻く環境の急激な変化をチャンスと捉える同連盟では、最新のAI技術などを活用した事業経営を打ち出し、京都の観光関連事業を飛躍・発展できる人材を育成しようと同セミナー事業を企画した。
セミナーはレクチャー編と体験編の2部制。レクチャー編は8月8、9、22、23、29日の5日間実施する。観光経営戦略、観光マーケティング、DX基礎などに関する理論と実践の講義を1コマ80分全15コマ行う。
体験編は観光経営の事業・運営課題にDX技術を活用して取り組む手法の講義に加え、課題解決のプロセスを実際に体験する演習、実技を行う。具体的にはDX技術を応用して、観光業が直面する事業課題を考え、解決のプロセスを体験する。受講者の実際の課題についての考察と課題解決のための構想策定などにも取り組む。各コマ80分11コマを2024年2月に開講予定。
いずれも京都大学経営管理大学院(京都市)で対面講義を行うが、オンライン選択制のハイブリッド方式で実施する。
受講対象者は主に京都府内の観光関連事業者およびIT技術者やソリューション提供者。定員は約20人だが、定員になり次第締め切る場合がある。受講料は税込み3万円。
問い合わせは一般社団法人京都ビジネスリサーチセンター内京都府観光経営セミナー事務局(TEL075・753・3543、E-mail:kbrc-office.k20@kbrc.jp)。