京都府旅館組合の団体旅館部会(山内広之部会長)は3日、京都市中京区の本能寺会館で第30回献立講習会(修学旅行フェスティバル)と旅館経営合理化展示会を開いた。
講習会では、京都の3旅館が修学旅行の献立を展示。エビフライやハンバーグといった学生に人気のメニューと京野菜などの地産の食材を取り入れた和食を組み合わせた献立が並んだ。参考にしようと写真やメモをとる旅館関係者らの姿が多く見られた。
展示会には飲料メーカーや衛生用品を製造販売する企業など約20社が参加した。
献立を展示した和泉屋旅館の小林幸二総支配人は「修学旅行生は未来の旅行客。盛り付けなどを工夫して、京都らしさを感じてもらえるようにした。どういった献立が受け入れられるのか試行錯誤しながら、魅力のある献立を提供していきたい」と話した。
新しい修学旅行向け料理を展示した献立講習会