松園荘保津川亭(京都府亀岡市湯の花温泉、奥村幸江社長)は4月1日、緑の中の「湯あそび処」をコンセプトに、敷地面積1569.35平方メートルの浴場棟をオープンした。
浴場棟は、同旅館の敷地内にある里山部分の一部を開発。2階建てで、1階には、バリアフリータイプの家族[福祉]風呂とエステルーム、岩盤浴を配置。2階には大浴場、露天風呂、ミストサウナ、薬湯、足湯、能舞台、湯あがり処を配置した。
大浴場「大黒の湯」は、ゆったり楽しめる大きな浴槽と、スパ感覚の多彩なジャグジーバスが特徴。広さは、男女ともに126平方メートル。ともに主浴槽に加え、ジェットバス、ジャグジーバスがあり、さらに男性大浴場にはバイブロバス、女性大浴場にはミルキーバスがある。浴室と浴槽には御影石を、床には水切れのよい磁器質タイルを採用した。
露天風呂は、男女それぞれ庭も含め約400平方メートル。庭に高さ5メートル、幅10メートルの大滝を配し、水しぶきと川のせせらぎを楽しめる御影石の石風呂、緑の中に檜の香りただよう檜風呂、四季折々を感じられる薬湯がある。ミストサウナは洋風で、ルーム内に噴水もある。
家族風呂(福祉風呂)が2タイプあり、洋風の「ほっこり」は広さ68平方メートル。和風「和ごみ」は広さ90平方メートル。それぞれ、内湯と露天風呂がある。
湯あがり処は、日本の伝統「能」や「歌舞伎」を楽しめる木を基調としたぬくもりのある空間で、広さは約188平方メートル。大きさが約15平方メートルの能舞台、一度に8人が利用できる足湯がある。喫煙室なども設置した。
浴場棟露天風呂石風呂