京王電鉄(東京都多摩市)は、京王高尾線高尾山口駅前に体験型ホテル「タカオネ」を7月17日に開業すると発表した。「高尾山エリアの価値向上へとつながる宿泊、飲食、アクティビティの施設を目指す」と同社。
同館は高尾山口駅から徒歩1分に立地。鉄筋コンクリート造りの地上5階建てで、スタンダードルームや2段ベッドを備えたスーペリアルームなど28の客室を有する。「タカオネで過ごす時間そのものが、アクティビティのような一つの体験として楽しめること」をコンセプトに、ホテルを訪れるさまざまな人との交流を楽しめる場を提供する。2階のホールは食堂兼ミーティングルーム・スタジオとなっており、会社やサークルの仲間、クラブのチームメイトなどの団体利用にも対応する。1階の食堂では高尾山の旬の食材を生かした料理をそろえる。自然を通じて心身を整えることを目的としたファミリーハイキングや川遊び、地元で活動する陶芸家、上島かな子さんによる陶芸体験など、個人、団体向けのさまざまなアクティビティを用意している。「訪れたお客さまそれぞれの『自分ならではの過ごし方』を見つけるお手伝いをし、『都心からすぐ行ける高尾で体験する、都心ではありえない感動』を提供する」と同社。15日から個人宿泊の予約受け付けを開始している。