20年代後半、運用開始めざす
京王電鉄は6日、自動運転設備を活用したワンマン運転の実現に向け、2025年春から井の頭線全線(渋谷―吉祥寺間12・7㌔)で自動運転の実証試験を行うと発表した。システムの安全性、安定性や乗務員の作業の課題を洗い出し、20年代後半からの営業列車での運用開始を目指す。
実証試験は、回送列車(1000系5両編成)に運転士と車掌が乗務した状態で実施。自動化のレベルは「GOA2」(半自動運転)で、運転士がボタンを押すことで出発して、発進後の速度調整や停車はシステムが行う。トラブルが発生した際などの緊急時は、運転士の手動運転に切り替える。【記事提供:交通新聞】
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