日本銀行福岡支店は7月3日、九州・沖縄の6月の企業短期経済観測調査(短観)を発表した。全産業の業況判断(DI)は「プラス18」で前回(3月)調査から2ポイント改善し18年12月以来の水準になった。改善は5期連続で、コロナ前の水準まで戻り、大山慎介支店長は「景気が緩やかに回復している」とした。
製造業はプラス7。前回から1ポイント上昇し、2期ぶりの改善。自動車関連部品の供給制約緩和による生産改善、紙・パルプや鉄鋼、食料品などで販売価格転嫁の進捗、外食向け需要の改善が要因。【記事提供:ニッキン】
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