鹿児島、熊本、福岡の3市は5日、ホテルグランヴィア大阪(大阪市)で「鹿児島・熊本・福岡三都市連携大阪プロモーション」オープニングセレモニーを開いた。3市の市長が出席し、新しい九州の旅の幕開けをイメージしたキャッチフレーズ「さ、新九州へ。」やロゴマーク「ドラマチック・ゲートウェイ九州」などを発表した。
2011年春の九州新幹線鹿児島ルートの全線開業で、新大阪から鹿児島中央駅までが直通運行される。関西からの旅行者の増加が期待される。
3市は、九州全域の一体的な発展につなげようと、08年8月に交流連携協定を締結。連携事業の一環として、今回、3市の持つ観光と食の魅力をPRした。
セレモニーでは、3市が観光振興への取り組みを紹介した。鹿児島市の森博幸市長は「新幹線の発着駅である鹿児島中央駅から、海の玄関である鹿児島本港までの間にある中心市街地に『歴史ロード』や観光テラスなどを整備し、回遊性のある街づくりを進めている」と述べた。
福岡市の吉田宏市長は「一般から公募した福岡発着の体験型、まち歩き型のツアー『福たび』を設定した。福岡の食、自然、歴史をテーマに55のコースを設けた。外国人観光客用への対応として三者通話できる電話も用意している」。
熊本市の幸山政史市長は「熊本城の桜の馬場地区に歴史文化体験施設、レストランなどの整備を進めている。農産物、食も満喫してほしい」などとPRした。
3市の市長が集まったオープニングセレモニー。ロゴマーク等を発表した