乗合タクシーにAI 町民の新たな足、観光客にも


会津バスが運行するAI相乗りタクシー。後方はJR磐越西線・磐梯町駅(10月1日)

 この秋、福島県磐梯町は町運営の予約型乗り合いタクシーにAI(人工知能)を導入し、町民の新たな足として再スタートさせた。利用者の組み合わせや走行経路が自動で最適化され、併せて、乗り降りできる地点を増やしたことで利用数を伸ばしている。これまで町民限定だったが、観光客など来訪者にも開放した。

 みちのりグループ(東京)の会津乗合自動車(会津バス、福島県会津若松市、佐藤俊材社長)が町の委託を受け、トヨタ・プリウスを3台走らせている。採用するAI相乗りシステムは米Via(ヴィア)製。

 利用者は事前に、氏名、電話番号、生年月日などを登録する。乗車する際は、専用のアプリか電話で乗り降りする場所と人数を伝える。停留所のある乗降地点として、役場や学校、商業施設など22カ所が設置されているが、デマンド(需要応答)方式のため、自宅、畑などどこからでも乗れる。旧来のタイプは停留所と自宅に限られていた。

 年末年始(12月29日~1月3日)を除き、毎日午前8時~午後5時に運行。予約は2週間先までできる。運賃は「町民一般」が300円、「来訪者」が千円。町内エリアを中心部の「A」と、星野リゾートのホテルがある「B」に分け、エリアをまたぐ移動の場合は100円が加算される。

 「午前中、高齢の町民の利用が多く、複数人が乗り合う光景も見られる。乗車が増えていると実感している。町外の方の利用は徐々に出始めている」と、同町の渡邊良平・政策課企画推進PRマネージャーは手応えを語る。

 町の人口は昨年6月末時点で3309人。AI相乗りの1日当たり延べ乗車人数は、多い日で60人ほどに上る。日本百名山の磐梯山は登山客、スキー客に人気のスポットで、期待がかかる。

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