大井川鐡道は27日、乗り鉄、撮り鉄向けの日帰りツアー「井川線DB・DD夜間撮影ツアー」を催行する。クールジャパンアワード2019受賞の「奥大井湖上駅」や秘境駅ランキングで常に上位に名を連ねる「尾盛駅」、日本唯一のアプト式鉄道などを案内する。
井川線は、1959年8月に営業を開始。もとは電力会社が発電所やダム建設の資材輸送のために建設されたもの。距離は、千頭駅から井川駅までの25.5キロで、現在は沿線に14の駅がある。
ツアーは、大井川本線終着駅の千頭が起点となり、運転本数も多くはないことから乗り鉄、撮り鉄が納得できる企画をという思いから実現した。
ツアーでは、井川線完全乗車のほか、大井川流域で桜の名所「川根両国駅」でDB1型ディーゼル機関車とスハフ1形客車が撮れる夜間特別撮影会も楽しめる。料金は、大人1人1万500円、小人1人8500円。大鉄金谷駅発着。
「大鐵はSL、電車だけではない。井川線に焦点を当てた新たな企画を楽しんでほしい」と同社。