
観光庁が13日に発表した今年8月の主要旅行業63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比6.7%増の6410億8568万円だった。6カ月連続で前年実績を超えた。このうち国内旅行は同0.3%減の3944億3771万円だった。一方、海外旅行は同19.7%増の2407億4132万円、外国人旅行は同39.2%増の59億665万円と前年を上回った。
国内旅行は2カ月連続で前年を下回ったが、ほぼ前年並みまで回復。「前年同月の新型インフルエンザによる延期団体の旅行実施の反動が影響した」(観光産業課)。取り扱い58社中前年実績を上回ったのは、半数以下の23社だった。
海外旅行は6カ月連続で前年超えした。取り扱い61社のうち53社が前年実績を超えた。
外国人旅行は、8カ月連続で前年比増。36社中27社が前年を超えた。
募集型企画旅行は、総取扱額が前年同月比8.1%増の2209億8376万円。このうち国内旅行は同0.5%増の1302億5460万円だった。海外旅行は同21.3%増の902億5046万円、外国人旅行は同32.6%増の4億7870万円だった。
募集型企画旅行の総取扱人数は、前年同月比9.1%増の577万7196人だった。内訳は、国内旅行が同9.3%増の528万5345人、海外旅行が同7.5%増の47万4915人、外国人旅行が同14.4%増の1万6936人。