観光庁が12月9日に発表した10月の主要旅行業63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が6152億9379万円で前年同月比1.7%減だった。38社が前年実績を超えた。国内旅行の取扱額は3カ月ぶりに前年を上回った。海外旅行は5カ月連続の前年割れ。外国人旅行は9月に続き前年実績を下回った。
国内旅行は前年同月比2.5%増の3927億316万円。「団体旅行の取り扱いが増加したため」と観光産業課。取り扱い57社中、前年実績を超えたのは32社で、東武トラベル(同16.0%増)、JALツアーズ(同13.2%増)などが好調。
海外旅行は、前年同期比7.9%減の2150億4717万円。外国人旅行は前年同月比17.3%減の75億4345万円。
旅行商品ブランドの取扱額は昨年同月比3.0%減の1530億6893万円だった。このうち国内旅行は同4.8%増の919億7781万円、海外旅行が同13.8%減の607億4779万円、外国人旅行が同3.0%減の3億4333万円だった。
取扱人数は前年同月比0.7%増の378万2977人。うち国内旅行は同2.6%増の342万6136人、海外旅行が同14.8%減の33万6781人、外国人旅行が同8.5%減の2万60人だった。