観光庁が6日に発表した今年9月の主要旅行業63社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が5852億5270万円で前年同月比6.5%減だった。国内、海外旅行に加え、好調が続いていた外国人旅行も前年を大きく割り込んだ。募集型企画旅行も、国内、海外、外国人とも前年割れした。
国内旅行は前年同月比4.9%減の3374億2828万円と低調。2カ月連続で前年実績を割り込んだ。「個人、団体旅行の取り扱いが低迷したため」と観光産業課。取り扱い57社中、前年実績を超えたのは18社。ジャルツアーズ(同3.1%増)、農協観光(同4.9%増)などが堅調。
海外旅行は、前年同期比6.4%減の2422億8759万円で4ヵ月連続の前年割れ。
外国人旅行は前年同月比11.4%減の55億3683万円で、6カ月ぶりに前年割れした。
旅行商品ブランドの取扱額は、国内旅行が昨年同月比並みの919億6354万円、海外旅行が13.6%減の696億273万円、外国人旅行が13.4%減の2億7991万円となった。取扱人数は、398万4194人で同3.7%減。国内が同1.6%減の337万1923人、海外が20.8%減の43万2390人、外国人が4.4%減の1万7138人。