観光庁が10日に発表した今年2月の主要旅行業62社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が4228億507万円で前年同月比14.3%減だった。7カ月連続の前年実績割れ。前年実績を超えたのはエイチ・アイ・エス、沖縄ツーリスト、ユナイテッドツアーズの3社のみだった。内訳では、国内旅行が同12.5%減の2580億9068万円だった。海外旅行は同17.0%減の1626億2829万円で、9カ月連続で前年実績を下回った。外国人旅行は同18.5%減の20億8610万円で、6カ月連続減となった。
国内旅行は4カ月連続で前年割れ。前年実績を超えたのは取り扱い57社中、エイチ・アイ・エス、クラブツーリズム、沖縄ツーリスト、京阪交通社の4社のみ。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は、総取扱額が前年同月比10.4%減の1277億5125万円だった。このうち国内旅行は同9.2%減の750億9901万円、海外旅行は同12.2%減の525億4221万円、外国人旅行は同12.6%減の1億1003万円。
取扱人数は同6.9%減の367万409人。内訳は、国内旅行が同8.3%減の324万1145人、海外旅行が同6.2%増の42万3110人、外国人旅行が同25.0%減の6154人。