観光庁が16日発表した主要旅行業61社の昨年12月の旅行取扱状況は、総取扱額が前年同月比3.5%増の4681億8964万円だった。3カ月連続で前年比増。内訳は、国内旅行が同2.6%増の2906億6267万円、海外旅行が同5.1%増の1729億1487万円、外国人旅行が同4.7%増の46億1210万円。国内旅行は3カ月連続で前年を上回った。
国内旅行は、「北海道方面での落ち込みがあったものの、団体旅行、個人手配旅行が好調に推移」(観光産業課)。取り扱い56社中31社が前年超えした。
海外旅行は取り扱い59社中33社が前年実績超え。
外国人旅行は、12カ月連続で前年を上回ったが、尖閣諸島問題などの影響で伸び率が鈍化。前年実績を超えたのは、取り扱い38社中19社と半数にとどまった。
旅行商品ブランドの取扱状況は、総取扱額が同4.5%増の1247億2871万円。このうち国内旅行は、同5.2%増の661億5769万円、海外旅行が同3.8%増の583億3526万円、外国人旅行が同14.2%増の2億3577万円。取扱人数は、国内旅行が同2.6%増の283万544人、海外旅行が同11.1%減の34万4066人、外国人旅行が同8.5%増の1万3049人。合計は同1.0%増の318万7659人。