
観光庁が5日発表した今年6月の主要旅行業59社の旅行取扱額は、総取扱額が前年同月比11.0%減の4425億8870万円だった。4カ月連続で前年比減。内訳は、国内旅行が同10.0%減の2750億257万円、海外旅行が同11.6%減の1646億1574万円、外国人旅行が同45.7%減の29億7039万円だった。海外旅行は横ばいが続いたが、国内旅行は5月よりも7ポイント程度、外国人旅行も5月から約15ポイントそれぞれ改善した。
国内旅行は4カ月連続で前年割れ。取り扱い55社中14社が前年同月を上回った。「西日本、九州方面商品が好調」と観光産業課。回復基調にはあるものの、前年並みまでは回復しなかった。
海外旅行は、58社中11社が前年を超えた。
外国人旅行は取り扱い36社中9社が前年の取扱額を上回った。
旅行商品ブランドの取り扱い状況は、総取扱額が同13.8%減の764億6780万円だった。内訳は、国内旅行が同12.3%減の430億1197万円、海外旅行が同15.2%減の333億4669万円、外国人旅行が同67.3%減の1億914万円だった。取り扱い人数は、国内旅行が同15.4%減の236万6040人、海外旅行は同15.7%減の26万2247人、外国人旅行は同67.4%減の5038人で、合計が同15.2%減の236万6040人。