
観光庁が7日に発表した今年9月の主要旅行業58社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比2.2%増の5711億5513万円だった。2カ月連続の前年実績を超えた。このうち国内旅行は同1.6%増の3374億584万円、海外旅行は同4.0%増の2294億380万円で、2カ月連続の前年比増。一方、外国人旅行は依然2ケタ減が続き同29.0%減の43億4550万円、7カ月連続で前年を下回った。
国内旅行の取り扱い54社中、28社が前年の取扱額を超えた。「全国ベースでは回復基調」と観光産業課。
海外旅行は取り扱い57社のうち前年超えは33社、前月よりも5社増えた。
外国人旅行は、前月よりも10ポイント以上回復した。取り扱い35社中12社が前年を超えた。
募集型企画旅行は、総取扱額が前年同月比1.0%増の1537億6499万円で、前年比増に転じた。このうち国内旅行は同0.9%減の792億286万円、海外旅行は同3.5%増の744億287万円、外国人旅行は同60.9%減の1億5926万円。
募集型企画旅行の総取扱人数は、前年同月比3.0%減の339万1766人減だった。内訳は、国内旅行が同2.7%減の297万9706人、海外旅行が同2.4%減の40万4592人、外国人旅行は同58.0%減の7468人。国内旅行は取り扱い額はほぼ前年並みだったが、取り扱い人数がわずかに前年を下回った。