観光庁が11日発表した、今年2月の主要旅行業58社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が前年同月比3.3%増の4606億7531万円だった。7カ月連続で前年実績を上回った。内訳は、国内旅行が同1.8%減の2735億9727万円、海外旅行が同12.2%増の1838億7944万円、外国人旅行が同10.4%減の31億9861万円だった。
国内旅行は7カ月ぶりに減少。「一部事業者によると3連休がなかったことが影響した」と観光産業課。取り扱い54社中22社が前年を超えた。
海外旅行は7カ月連続増。取り扱い57社中44社が前年を超えた。外国人旅行は原発事故や円高傾向などから3カ月ぶりに前年実績を下回った。取り扱い35社中17社が前年超えした。
総取扱額が前年を超えたのは、58社中36社。
旅行商品ブランドの取扱状況は、総取扱額が同5.2%増の1209億7970万円だった。国内旅行が同3.4%減の647億3720万円、海外旅行が同17.4%増の560億6283万円、外国人旅行が同23.2%減の1億7967万円。
取扱人数は国内旅行が同4.1%減の276万6460人、海外旅行が同18.7%増の42万3867人、外国人旅行が同31.0%減の7186人。総計では同1.7%減の319万7513人。