
観光庁が20日に発表した12月の主要旅行業50社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額が5255億2683万円で前年同月比1.1%増だった。
内訳は国内旅行が1.8%増の3300億8413万円、海外旅行が0.8%減の1875億6690万円、外国人旅行が24.9%増の78億7580万円だった。
旅行会社からの聞き取りでは、国内旅行は引き続き関西方面が好調だった。海外旅行は感染症や円安の影響で旅行者の消費マインドが冷え込んでいる。外国人旅行はビザ緩和の影響で東南アジアからの旅行者が増加している。
取り扱いの合計が前年同月を超えたのは50社中29社。国内旅行は取り扱い47社中27社、海外旅行は49社中24社、外国人旅行は31社中16社が前年超えに。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比1.7%減の1413億5190万円。内訳は国内旅行が0.1%減の735億9729万円、海外旅行が3.6%減の673億2695万円、外国人旅行が65.1%増の4億2767万円となっている。
募集型企画旅行の総取扱人数は、前年同月比6.3%減の306万6175人。国内旅行は6.0%減の274万6321人、海外旅行は11.8%減の29万5817人、外国人旅行は61.5%増の2万4037人だった。