観光庁が3日に発表した主要旅行業49社の2016年12月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1・7%減の4401億516万円だった。8カ月連続で前年割れした。内訳は、国内旅行が1・4%減の2631億8564万円、海外旅行が2・8%減の1619億657万円、外国人旅行が6・2%増の150億1296万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は大雪の影響などにより北海道方面が伸び悩んだ。前年割れした前月から一転して前年実績を上回った外国人旅行は、東アジアや東南アジア方面からの訪日客が好調だった。
総取扱額が前年実績を超えたのは、49社中17社。旅行分野別では国内旅行が48社中20社、外国人旅行が36社中20社、海外旅行が47社中17社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比6・5%減の1221億6228万円だった。内訳は、国内旅行が3・0%減の714億8241万円、外国人旅行が7・7%減の5億447万円、海外旅行が11・1%減の501億7540万円。
募集型企画旅行の取扱人数は、前年同月比7・2%減の273万708人。このうち国内旅行は7・3%減の245万7570人、外国人旅行は1・7%減の3万4320人、海外旅行は6・9%減の23万8818人だった。